サイトアイコン 慶應大学合格対策エリート

世界史の対策【文化構想学部】

早稲田大学文化構想学部の世界史の入試問題対策として重要なことは、テンポ良く解く練習をすることです。
また勉強法として有効なのが、用語を暗記する際、時代や地域間のつながりをおさえながら覚える方法です。
教科書に断片的に出ている地域も、通史的に覚えましょう。

はじめに

早稲田大学文化構想学部の世界史は、問題数が多いです。
また、基本的には教科書を隅々まで見ておけば解ける問題がほとんどですが、中には他では見られない特殊な問題も出題されます。
今回は、その解き方、有効な対策法などについて詳しくご説明します。

基本事項と時間配分

早稲田大学文化構想学部の世界史の問題の中には、大問が7~9題含まれています。
さらに1つの大問は、4~6個の小問からなります。
全体の問題数は、45問程度です。
これだけの問題数を、60分で解くことになります。
よって、大問1つあたり、7分程度のペースで解く必要があるといえるでしょう。

文化構想学部の世界史の問題の解き方

テンポよく解く

先に述べた通り、問題量が比較的多めなので、1問に時間をかけると、時間ギリギリになってしまう恐れがあります。
手が止まってしまったら、一度その問題はおいておいて、次の問題に移ります。
テンポよく解くことが大切です。
飛ばした問題は、余った時間を使って解き直してください。
最後に、見直しをする時間を、あらかじめ残しておくことを忘れないようにしましょう。
とはいえ、最初はそのテンポを維持するのが難しいかもしれません。
対策方法としては、とにかく練習を重ねるに尽きます。
目を通しつつ、どんどん解いていけるスピードを養うことに徹してください。

選択問題の解き方のコツ

スピードを保ちながら解答するうえで、壁として立ちはだかるのが、問題の半分以上を占める選択式の問題です。
選択肢の問題は、短答式の問題に比べて、判断に迷いやすいという特徴があります。
そこで、選択問題の答えを考える際、選択肢1つ1つをよく見て、〇・△・×に分類することを提案します。
明らかに正解がわかる問題については、この方法で判定する必要はないかもしれませんが、難解で、選択肢の中でどれを正解にすれば良いか迷ってしまう場合には、この方法がおすすめです。
これは絶対間違いだろうというものに×をつけて、あとの選択肢を吟味します。
その時、確信が持てない場合、△を使いましょう。
最終的に△同士を比較して、より正解に近いと思う方を選べば、ミスを減らせると同時に、より速く解答することが可能です。

確実にとるべき問題と、落としても良い問題を見極める

早稲田大学文化構想学部の世界史の問題には、絶対に正解すべき問題と、間違えても良い問題、仕方がないといって良い問題があります。
どちらのタイプか判断する際には、教科書や用語集に載っている知識を使って解けるかどうかが1つのポイントとなります。
それらを使って解けない選択問題の場合、こういった時こそ先にご紹介した〇・△・×を用いて解く方法を試してみて下さい。
長い時間考えるのは、時間の無駄です。
たとえ正解できなくても、他の受験生も同じように間違う可能性が高いので、気にしすぎないようにしましょう。
もちろん、一応答えは確認するべきですが、時間をかけて知らなかったことを覚える必要はありません。
なぜなら再び出題される可能性が低く、また知識として覚えておく必要もあまりないからです。
それより、教科書に載っている基本知識を完璧に頭に入れることに時間を割きましょう。

文化構想学部の世界史対策に有効な勉強方法

世界史の勉強スケジュール

世界史の勉強は、いつから始めるべきでしょうか。
もちろん早いに越したことはありませんが、現実的には、配点が高く、また短期間では力がつきにくい英語や国語を優先しがちです。
それは、仕方のないことです。
よって、高校3年生になるまでには、授業で世界史をとっているなら、特に受験勉強の時間を設けるのではなく、その授業のペースで勉強をするようにしましょう。
この時2度手間にならないように、習ったことを定期テストレベルではなく、入試レベルまで引き上げて習得しておくことが大切です。
高校の授業のペースによっては、2年生のうちに通史全てが終わらないケースもあります。
理想としては、3年生がスタートするまでに、春休みを利用して、残った流れを頭に入れておくと良いですね。
そうすると、それ以降の勉強に余裕が持てます。
3年生になったら、問題集や用語集を活用し、抜けている知識を補充します。
また、覚えるだけでなく、きちんと頭に入っているか確認するために、アウトプットの練習も行ってください。
ゴールデンウィークや長期休みには、早稲田大学文化構想学部の世界史独特の出題傾向対策として、中央アジアや南アメリカなど、教科書の通史には出てこない地域の勉強を始めましょう。
文化史も必ず出題されるので、この勉強も怠ってはいけません。
世界史は、受験日の前日まで実力アップが図れる科目です。
決して諦めず、確実に1つ1つの知識を積み重ねることに徹してください。

世界史の勉強の基本

世界史は暗記科目なので、言うまでもなく歴史的事象をいかに頭に叩き込むかが勝負となります。
その際、時代や地域間の繋がりをおさえながら覚えるようにしましょう。
ベースとなるのは、教科書の内容です。
教科書に断片的に出てくるテーマを、地域別・国史別に自分でまとめていくことをおすすめします。
その時、用語集・資料集もぜひ参考にしてください。

それぞれの勉強法

用語

用語を覚えるには、用語集・一問一答の問題集が有効です。
注意すべきは、ただ単に用語を暗記することがゴールではないという点です。
それが何世紀の出来事で、歴史の流れのどの位置にあるのか意識しながら覚えるように癖をつけてください。
そうすることで、年代を問う問題に対応できるようになります。
また、地図上の位置も忘れず確認しましょう。

通史

通史のインプットをするため、何か特別な参考書を用意する必要はありません。
学校の授業で使用している、教科書やプリント等をフル活用しましょう。
歴史の流れが完全に頭に入るまで、繰り返し読んでください。
ただ、先にも述べたように、早稲田大学文化構想学部の世界史は問題数が多いため、他では見られないようなマニアックな地域の問題も出題される可能性があります。
過去の問題には、教科書に通史が載っていない地域、例えば北欧、アフリカ、内陸アジアなどに関する問いがありました。
これらの地域についての対策方法としては、教科書に分散しているその国・地域に関する情報を自分で抜き出してまとめ直し、通史的に覚える方法が考えられます。

文化史

文化史は特に差がつきやすいので、念入りに勉強を進めてください。
絵画などは、写真で見ると頭に残りやすいので、補助教材として資料集を使うと良いでしょう。
さらに、1つ1つの作品名と人名だけでなく、美術史や思想史、文化史など、テーマ別の学習をしておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、早稲田大学文化構想学部の世界史に焦点を当てて、問題傾向にあわせた対策方法をご紹介しました。
問題の解き方、有効な勉強方法など、ぜひ参考になさってください。