このページでは、慶應経済学部を受験するにあたって押さえておきたい、出願期間や合格倍率などの情報から、各科目の入試に関するポイントまで、最新データにもとづいてまとめています。経済学部を受験しようと決めた人は、このページを参考にして、一緒に合格を掴み取りましょう。
慶應義塾大学の経済学部は、1890年に設置された同大学部「理財科」を前身としていて、文学部・法学部と並んで非常に歴史のある学部です。日本で最古の経済学部であると言われており、私学の最高峰である慶應義塾大学を代表する学部の1つです。
慶應経済学部は、国際社会で活躍できる次代の経済人の育成を主眼としていて、入試では数学を利用した「A方式」、地理歴史を利用した「B方式」の2種類の方式を採用しています。
慶應に限らず、多くの大学や学部が理系か文型かのいずれかに比重を置く中、理系文型問わずに門戸が開かれている稀有な学部です。
慶應経済学部に入学すると、1・2年次は横浜にある日吉キャンパスで経済学の基礎を学びます。その後、3・4年次になると拠点を東京港区の三田キャンパスへ移し、より専門性を増した経済学を学ぶこととなります。三田キャンパスでは学部生であっても大学院で行われる高度な科目を履修することができ、常に高い水準での学びを進めることができます。大学院に進む場合には、最短5年で修士号の取得が可能な点も魅力的です。
慶應経済学部の偏差値は67.5。私学最高峰と言われる慶應の中でも、特に高位にある学部であると言えます。
一般選抜(旧一般入試)の試験科目は、A方式が「外国語(英語)」、「数学(ⅠAⅡB)」、「小論文」の3科目。B方式が「外国語(英語)」、「地理歴史(日本史B、世界史Bのうちいずれか)」、「小論文」の3科目。一次試験のみで二次試験はありません。
2022年度の一般選抜(旧一般入試)の募集人数はA方式が420名、B方式が210名の合計630名、試験日程はABともに2022年2月13日です。
英語、数学、地理歴史いずれの科目に関しても、慶應が求めるのは基礎の徹底です。だからといって、「基礎=易しい」と捉えるのは誤りで、生半可な勉強では太刀打ちできません。過去問の演習を繰り返し、少しでも理解の欠けが見られたところは徹底的に基礎を補填しましょう。
小論文については、経済に限らず幅広い分野でのテーマ出題が予想されます。日頃から理系文型問わず情報を収集し、自分の意見を述べる癖作りをしておきましょう。