社会科生物学専修について
早稲田大学教育学部理学科生物学専修は、生き物に興味を持つ基礎的な研究を志している専修です。
そのため、在学生は、生物が生物として成立するためのメカニズムそのものに関心を抱きながら専門的に研究をしています。
教育学部に属しているものの、理科系の教員免許取得者は、卒業生の4分の1程度に留まっていますので、教育分野ばかりではなく、生物分野の実験・実習の方がより大切にされています。
研究自体は4年次の1年間でじっくり実施しますが、3年次の後半より8つあるゼミから希望するゼミに配属されますので、自分が熱心に研究したい分野を十分な時間をかけて選ぶことができます。
生物学専修の在学生は、1年次から3年次までの間に文系、理系の専門的な講義の他、生物学の研究に必要な知識を積み重ねることができる講義が十分になされます。
学ぶ場所は、他の学部学科の学生も集う早稲田キャンパスです。
4年次は、生物学専修の在学生が熱心に研究に打ち込める環境を整えるために早稲田大学内に設置されている先端生命医学センター(TWIns)で研究を進め、自身の研究結果を大学教員とともに卒業論文にまとめ上げます。
入学試験について
2022年度の早稲田大学教育学部理学科生物学専修の一般選抜においての募集人数は50名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、A方式の文科系とB方式の理科系の選択式です。
理学科生物学専修ではB方式が採用されます。科目の内訳は、試験時間90分の外国語、120分の数学、60分の理科となっています。
どの科目も配点は50点ですが、数学の試験時間を見れば分かるように、得意の理科系科目で確実に得点しながら、数学も高得点が狙えるように入念な試験対策が必要です。
ここ数年の倍率は約4~7倍となっておりますが、その年によって数値変動が大きいと言えます。
募集人数が50人と狭き門だからこそ、2022年度もハイレベルな受験になるでしょう。
入試科目は以下の通りです。
B方式
教科 | 配点 | 科目 |
---|---|---|
外国語 | 50点 | 次のうちから1つを選択。 1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語 |
数学 | 50点 | 数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く) |
理科 | 50点 | 次のうちから1つを選択 1.物理基礎、物理、2.化学基礎、化学、3.生物基礎、生物、4.地学基礎、地学 |