このページでは、慶應各学部の最新の過去問データについてご紹介しています。過去問の傾向や特徴などについても説明しているので、実際に過去問に取り組み始めようという人はもちろん、これまである程度取り組んだ人の確認用としても使えます。このページを有効活用して、慶應合格を掴み取りましょう。

2022年過去問

学部 科目
文学部 英語 日本史 世界史
小論文
経済学部 英語 数学 日本史
世界史 小論文
法学部 英語 日本史 世界史
論述力(小論文)
商学部 英語 数学 日本史
世界史 地理 論述力(小論文)
医学部 英語 数学 物理
化学 生物
理工学部 英語 数学 物理
化学
総合政策学部 英語 数学 英語+数学
小論文
環境情報学部 英語 数学 英語+数学
小論文
看護医療学部 英語 数学 化学
生物
薬学部 英語 数学 化学

慶應の入試を受けるにあたり、過去問演習は必要不可欠です。

「過去問は一度出た試験だから、勉強する必要がない」といったことを言う人がいますが、それは間違いです。
確かに過去問は過去に一度出題された試験であり、全く同じものが再び出題される可能性は非常に低いです。しかし、それは参考書や問題集を用いた通常の学習であっても同じです。実際の試験に出る問題と全く同じものを当てるなど、確率的にほとんど不可能に近いですし、それはもはやギャンブルに過ぎず、勉強とは言えません。
何が出るかを当てるために勉強するのではなく、何が出ても対応できるように勉強するというのが、本来の受験勉強です。

とはいえ、ただ闇雲に勉強するというのも得策ではありません。受験生に与えられた時間は有限ですし、そもそも出題される可能性が低いものにまで学習の手を広げてしまっては、複数の科目に渡る学習に手が追いつきませんし、本番までに学習が間に合わなくなってしまいます。そこで重要となってくるのが、過去問演習です。

過去問の意義は、逆説的ですが過去に一度出題されたという事実にこそあります。それは、数多ある問題の中で自分の志望学部が入試に選んだ実績を持つ、珠玉の問題です。そのような問題に触れることで、その学部が学生に対して、どんな学力を求めているのかを知ることができます。

それに加えて、入試の出題形式というのは、出題年度が変わってもあまり変化しないことが多いです。そのため、過去問演習をしておくことで本番と似た形式での試験に慣れることができるというメリットも得られます。

また、全く同じものが出題されることは無いとはいえ、似た問題は充分出題される可能性があります。各学部が求める学生像というのはしっかりした輪郭を持っており、それを判断するための問題は、自ずと例年似てくるものです。特に、多くの学部で出題される小論文はこの傾向が顕著です。過去の出題テーマを知ることで、本番に向けたテーマ学習に繋がります。
過去問学習を繰り返すことで、本番で類似の問題が出たときの正答率に大きな差が生まれるのです。