国語国文学科について

早稲田大学教育学部国語国文学科では、文学や言葉の学びを追究することで、学生自身が自分の置かれている環境を振り返りながら、自分がどう社会に貢献できるのか、ということを国語を通して学んでいく学科です。
優れた学生を育てることが、優れた社会人を育てる、という考えのもとで教員たちが学生たちへの講義を展開しています。
早稲田大学教育学部国語国文学科は、教育学部に属しているがゆえに、単に国文学を研究することを志望する人が受験するのではありません。
将来、中学校や高等学校で国語科の教員として国文学を専門的に学んだ末、学校教育に貢献しようという志がある多くの受験生が選択する学科です。
そのため、国語国文学科では「教員養成が第一だ」と謳われているのです。
言葉や文学の専門的な研究にとどまらず、教員としての指導能力や技術も身につけられる授業もあります。
ただ、教員免許を取得するかどうかは、学生の意思を尊重しているため、卒業生の進路は学校教育だけにとどまってはいません。
国語国文学科は、日本語や日本文学に加え、中国文学や国語の各分野や時代などをより深く研究している専任教員がいらっしゃいます。
そのため、学生は自身の研究に熱心に取り組むことができる環境が整っています。
卒業後、早稲田大学教育学部国語国文学科での研究が学校教育はもちろん、日本社会に広く役立てる人物を育んでいるのです。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部国語国文学科の一般選抜においての募集人数は80名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式ではありますが、国語国文学科はA方式(外国語と国語は90分、地歴・公民は60分)です。
倍率は、2018年は9.1倍でしたが、その後は減少傾向を示しているものの、2021年は6.5倍と、高倍率を維持していることには変わりがありませんので、しっかりと受験に備えて準備していきたいものです。

A方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済