初等教育学専攻について

早稲田大学教育学部教育学科初等教育学専攻は、将来、小学校の教員として学校教育現場で活躍することを目指す学生が在籍している専攻です。
そのため、カリキュラム構成は、小学校教諭免許を取得するための内容になっています。
日本の義務教育は小学校からスタートしますので、未来ある子どもたちの学びのために、より専門的な教育を実現できる人物像を目指した教員養成がなされています。
また、学生が子どもと関わる機会をより多く設けることもなされており、小学校での教育実習やインターンシップなどの科目も充実しています。
さらに、初等教育における教科指導の学びだけではなく、教員としてのあり方なども考察する機会もあります。
卒業後、すぐに小学校教員として子どもたちの教育に貢献できるような学びが初等教育学専攻には準備されているのです。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部教育学科初等教育学専攻の一般選抜においての募集人数は20名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式ではありますが、初等教育学専攻はA方式(外国語と国語は90分、地歴・公民は60分)とB方式(外国語90分、数学120分、理科60分)のいずれかを受験生が選択できます。
そのため、自分の得意な科目で受験することができます。
ただ、もともとの募集人数が極めて少ないので、倍率は安定して非常に高く、ここ数年の倍率は約10~13倍となっており、他の教育学専攻の専修との倍率変動を比較すると、大きな差はありません。

A方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済

B方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
数学 50点 数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科 50点 次のうちから1つを選択
1.物理基礎、物理 2.化学基礎、化学 3.生物基礎、生物 4.地学基礎、地学