教育心理学専修について

早稲田大学教育学部教育学科教育学専攻教育心理学専修の特色として挙げられるのは、「教育心理学専修」の名称通り、心理学も教育学も両方学ぶことができることです。
教育には心理学の活用が欠かせませんので、教育学と心理学の両方を学べるというのは、大きな力になります。
教育心理学専修では、実践的な学びを重視しつつも、基礎的な学びや研究も大切にしています。
また、教育心理学の特徴を生かしての講義も充実しています。
早稲田大学教育学部教育学科教育学専攻教育心理学専修を目指すのであれば、受験する前に将来の方向性を決めておくと良いでしょう。
その理由は、早稲田大学の教育心理学専修は、主に2つの進路に進むことができるからです。
そのため、入学してからすぐに心理の専門職の学びをするのか、あるいは心理学を活用しながら教育分野で活躍するための学びにするのかの選択が大変重要になるのです。
心理学を専門に研究を進めていく場合、心理の資格の最高峰である公認心理士の受験資格を得るステップを踏むことができます。
法律で定められている科目を修了した上で、大学院に進んで更なる研究を修めることで、公認心理士の受験資格を獲得できます。
心理の専門職を目指すのではなく、学校教育などに心理学を役立てたいと考える場合、必要な単位を修得することで、それぞれの教員免許を取得できる他、社会教育主事の資格取得も叶うので、卒業してからも早稲田大学教育学部教育学科教育学専攻教育心理学専修で学んだことを存分に活かせる進路を選択することができます。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部教育学科教育学専攻教育心理学専修の一般選抜においての募集人数は100名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式です。
生涯学習学専修ではA方式が採用されます。
3教科それぞれの試験時間は、外国語と国語が90分間、地歴・公民が60分間となっています。
ここ数年の倍率は、8~16倍と変動が大きいのが特徴です。
ただ、高倍率であることはどの年にも共通していることですので、受験する際には十分な備えが必要です。
入試科目は以下の通りです。

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済