数学科について

早稲田大学教育学部数学科での教育方針は、中学校や高等学校で習得した数学の学力を基礎として、将来的に数学的な論理的思考ができる人の養成を目標にしています。
そのため、講義内容は、解析学・代数学・幾何学・情報数学・数学教育学の基幹的な内容を中心に実施されています。
1,2年次には、早稲田大学の数学科でどのように学んでいくのかを身につけながら、数学の基礎的知識を身につけていきます。
その上で、3,4年次に2年の歳月を費やすゼミがあり、自身の専門分野の研究をじっくりと進めていけるのです。
ゼミの内容も多種多様で、在校生それぞれが自分の研究テーマに合ったゼミを選択することができます。
卒業生は、大学院に進学をして、より研究を深めている人もいます。
就職を選んだ学生は、教員免許を取得して、中学校や高等学校で教職に就いたり、民間企業では、情報関係や金融関係の職業で活躍したりしている先輩方もいらっしゃいます。
いずれにせよ、早稲田大学教育学部数学科で学んだ全てのことを何かしらの形で生かして、世の中に貢献しています。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部数学科の一般選抜においての募集人数は45名と、教育学部の中でも募集人数が少ない学科です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、A方式の文科系とB方式の理科系の選択制です。
数学科では、理科系のB方式が採用されます。
それぞれの科目は、試験時間90分の外国語、120分の数学、60分の理科となっています。
数学科を目指す受験生たちは、誰もが数学が得意ですので、数学では確実に得点していきたいものです。
また、他の受験生と差をつけるのであれば、外国語や理科の試験での高得点獲得も目指す必要があります。
ここ数年の入試倍率は、4~5倍程度と安定しています。
ただ、早稲田大学は大変人気のある大学なので、数学科も相対的に倍率が高くなっています。
入試科目は以下の通りです。

B方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
数学 50点 数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科 50点 次のうちから1つを選択
1.物理基礎、物理2.化学基礎、化学3.生物基礎、生物4.地学基礎、地学